昼食を前にして、「この定食、どのくらいカロリーがあるんだろう」と気になったことはないだろうか。ご飯を少し残すべきか、肉をもう一切れ食べてもいいのか。体重を気にしていると、いつもの食事でも迷う場面は多い。

健康管理アプリ「Ant A-Fu」は7月29日、食事の写真から内容を読み取り、カロリーや栄養の目安を表示する新機能を公開した。

使い方はシンプルだ。食事の前にスマートフォンで写真を撮ると、料理の種類を判別し、1食分のカロリーを推定する。たんぱく質、炭水化物、脂質などの情報も確認できる。写真だけでなく、文字や音声でも食事を記録できる。

食事管理は、続けることが意外と難しい。朝のパン、昼の丼物、午後につまんだお菓子。ひとつずつは少なく見えても、1日分を合わせると想像以上になることがある。料理を検索し、量を考え、数字を入力する作業が面倒になり、途中でやめてしまう人も少なくない。写真で記録できれば、その手間を減らせる。

保存した食事は、アプリ内の健康記録に加えられる。1日の食事内容をもとに、カロリーが多めかどうかを知らせるほか、次の食事の組み合わせや運動についても提案する。料理名や量が正しく読み取れなかった場合は、自分で修正できる。

Ant A-Fuは、以前「AQ」として提供されていた健康アプリを刷新したものだ。食事記録のほか、健康に関する相談やデータ管理にも対応する。一部のスマート機器と連携すれば、歩数、心拍数、睡眠などの情報もまとめて確認できる。

写真だけでは、料理に使われた油や砂糖、調味料の量までは正確に分からない。表示されるカロリーは、あくまで目安として見る必要がある。

それでも、毎日の食事を振り返るきっかけにはなる。昼食を一枚撮る、ご飯を少し減らす、夕食後に少し歩く。健康づくりは、そんな小さな行動から始まるのかもしれない。