Anthropicが、新しいAIモデル「Claude Opus 5」を発表した。

今回の分かりやすい変化は、使う場面に合わせて速度と料金を選べるようになったことだ。普段は通常モードで費用を抑え、急いでいるときはFast modeに切り替える。毎日の仕事で使う人にとっては、かなり現実的な仕組みだ。

Opus 5のAPI料金は、入力100万トークン当たり5ドル、出力100万トークン当たり25ドル。上位モデルとされるFable 5と比べると、およそ半分の価格になる。

ただし、Opus 5そのものが半額になったわけではない。もともとの料金が、Fable 5より低く設定されているということだ。

得意としているのは、プログラミングや資料の読み込み、いくつもの手順が続く作業だ。たとえば、大きなプログラムの中から不具合を見つけ、直したあとに別の場所へ影響が出ていないか確認する。こうした作業では、答えの速さだけでなく、前に伝えた内容を覚えたまま進められるかどうかが大事になる。

Fast modeは、修正を何度も試したいときや、短いやり取りを続けたいときに向いている。待ち時間は減るが、そのぶん料金は通常モードより高い。

仕事中に返事を待つ数十秒が長く感じる場面は意外と多い。急ぎの修正ではFast mode、時間に余裕がある作業では通常モード、と使い分ける人が増えそうだ。

もちろん、Opus 5がすべての場面でFable 5の代わりになるわけではない。特に難しい作業や、長時間にわたって自動で進める仕事では、上位モデルのほうが向いている場合もある。

それでも、日常的なコーディングや調査、文書作成なら、毎回いちばん高いモデルを選ばなくても済みそうだ。

今回の発表で大きいのは、「どのモデルが最強か」という話よりも、速度と料金をその日の仕事に合わせて選べるようになったことだ。