Appleが、AI機能をよく使う人向けに新しい有料プランを用意する可能性が出てきた。

決算説明会でティム・クックCEOは、AIサービスを動かすためのコストについて言及した。AIをたまに使う人もいれば、仕事や日常生活で何度も使う人もいる。利用回数が多いユーザーには、追加料金でより多く使える仕組みを提供することも考えられるという。

その受け皿として注目されているのがiCloud+だ。

iCloud+は、写真やファイル、iPhoneのバックアップ容量を増やすサービスとして知られている。AppleがiPhoneやiPad、MacにAI機能を広げていけば、クラウド容量だけでなく、AIの利用回数や処理速度もプランの違いになるかもしれない。

上位プランでは、AI機能を使える回数が増えたり、処理が速くなったり、より高度な機能が使える可能性がある。ただし、Appleは「AI向けiCloud+」を正式に発表していない。料金や開始時期、対象となる機能も明らかになっていない。

AIサービスは、高性能なサーバーを使うため、利用が増えるほど運営コストも大きくなる。Appleとしては、特に利用量の多いユーザーに追加負担を求める考えがあっても不思議ではない。

業界では、基本機能を無料で提供し、利用回数を増やしたい人が有料プランに入る形が広がっている。Appleも、SiriやApple Intelligenceをすべて有料にするのではなく、まずは利用回数の多い機能や、クラウド処理が必要な機能から有料化する可能性がある。

メールの書き直しや通知の整理、写真編集などを時々使う程度なら、大きな影響はなさそうだ。気になるのは、AIを毎日の仕事に使っている人たちだ。

利用者が追加料金を払うかどうかは、機能の中身で決まる。使える回数が少し増えるだけでは、魅力は弱い。Siriがもっと賢くなり、作業時間を減らせるなら、iCloud+は単なる保存サービスから、AppleのAI会員サービスへ変わっていく可能性がある。