動画のナレーションを録るときは、言い間違いや音量のばらつきで、何度も録り直すことがあります。MyVocal AIは、短い音声を登録すると、その声に近い音声を作れるサービスです。
同社の公式サイトによると、音声クローン、文章の読み上げ、歌声の生成などに対応しています。登録した声は、動画のナレーションや音楽コンテンツ、ゲームのキャラクター、音声アシスタントなどに使えます。
サービスは、声の高さや話す速さ、口調などをもとに音声を作ります。複数の言語に対応し、話し方の雰囲気もある程度調整できるとしています。ただし、仕上がりは元の録音環境や文章の内容によって変わります。
動画制作者にとっては、録音の手間を減らせる点が大きな利点です。一度声を登録しておけば、別の文章にも使えます。外国語の動画を作るときや、何本も続けて投稿するときにも役立ちそうです。
一方で、他人の声を無断で使う危険もあります。偽の広告やいたずら動画、詐欺などに悪用される可能性は否定できません。MyVocal AIの利用規約では、登録する音声を使う権利を利用者が持っていることを求めています。
他人の声を使う場合は、本人の許可が必要です。公開するときも、生成した音声であることを伝えたほうが、聞く人の誤解を防げます。
音声クローンは、特別な知識がなくても使える技術になりつつあります。便利になる一方で、声の持ち主への配慮や、使い方のルールもこれまで以上に重要になります。

