AI動画は、数秒の映像でも意外と手がかかります。人物の顔が途中で変わる。動きが不自然になる。前後のカットがうまくつながらない。少し直すつもりが、結局ほかの部分まで作り直す。映画やドラマのように尺が長くなるほど、クレジットや計算資源の負担も大きくなります。

Jiemeng AIは、映画・ドラマ向けのコンテンツレーベル「Jiemeng Studio」を立ち上げ、作品募集を始めました。

採択されたプロジェクトには、制作クレジット、計算資源、モデル機能、技術サポートが提供されます。Sランクの映画プロジェクトでは、制作内容に応じてクレジットが支給され、固定の上限はありません。優先度の高い計算資源も利用でき、技術チームの支援も受けられます。Aランクにもクレジットと計算資源の支援があります。

長編のAI映像で重くなるのは、最初の生成より、その後の修正です。

1つのカットを何度も作り直すことは珍しくありません。人物の見た目や動き、シーンのつながりを整えていくうちに、消費するクレジットは増えていきます。作品が長くなれば、その負担も積み上がります。

Jiemeng Studioでは、制作以外の支援も用意されています。公開情報では、技術テスト、著作権保護、業界リソース、配信や商業展開に関するサポートも含まれています。

数カットの印象的な映像を作ることと、一本の映画やドラマに仕上げることは同じではありません。

登場人物の見た目をそろえ、シーンを自然につなぎ、最後までストーリーを持たせる。完成後には、どこで公開するかという問題もあります。長編になるほど、こうした細かい作業が効いてきます。

小さなチームや個人でも、長編に挑戦しやすくなる余地はあります。AIで一部の制作コストが下がり、さらにクレジットや計算資源、技術支援まで受けられれば、これまで手を出しにくかった企画も動かしやすくなります。

ただ、作れることと、見てもらえることは別です。物語がおもしろいか。登場人物に魅力があるか。続きを見たいと思えるか。最後に残るのは、やはりそこです。