1. effortは4段階
Opus 5では、low、medium、high、maxの4段階でeffortを設定できる。
高くするほど内部の推論に多くのリソースを使い、時間とToken消費も増える。
個人的には、この調整機能はかなり実用的だと思う。
たとえばコードレビューや問い合わせ対応では、すべての処理をmaxで回す必要はない。普段はlowやmediumにして、難しいケースだけ推論量を増やせる。
Artificial Analysisのテストでは、低いeffort設定でも多くの競合モデルの最高スコアを上回った。
2. Agentタスクの性能が上がった
Opus 5は、情報を探し、ツールを使い、複数の手順を自分で進めるタイプの仕事で強さを見せている。
OSWorld 2.0では、Fable 5の約3分の1のコストで同モデルの最高スコアを上回った。AutomationBenchでも、同程度のコストでタスク完了率が次点モデルの1.5倍だった。
Anthropicが紹介した事例も面白い。
機械部品の図面を与えられたものの、その画像を直接見ることは禁止されていた。そこでOpus 5は自分でコンピュータービジョン用の処理を書き、元のピクセルから形状を取り出して3Dモデルを再構築した。
他のモデルは5回試しても成功しなかったという。
決められたツールを使うだけでなく、必要になれば自分で処理を組み立てた点は印象に残る。
3. 自分の仕事をよく確認する。やりすぎることもある
Anthropicによると、Opus 5は回答の検証やバグの原因特定が改善している。
表面だけ直して終わらせず、原因まで追う傾向が強くなった。Coding Agentでは歓迎したい動きだ。
System Cardには、その逆側の例も載っている。
Opus 5が自己検証のループに入り、確認作業を延々と続けるケースがあるという。
ある生物学研究のタスクでは、チェック用の処理を作っては検証する作業を8時間続けた末、最終的な回答を出さなかった。
自分で確認できること自体は強みだが、長時間の自律実行では、この性質が足を引っ張ることもある。
4. Opus 4.8から何が変わった?
Opus 4.8の公開から約2カ月。API料金はOpus 5でも変わっていない。
数字で見ると差は大きい。
- Frontier-Bench:18.7% → 43.3%
- CursorBench 3.2:Fable 5の最高スコアまで0.5%差、コストは約半分
- 安全分類器の介入頻度:Fable 5より約85%低い
移行時に確認しておきたい仕様変更もある。
Opus 5は思考機能が標準でオンになっており、オフにできるのはeffortがhigh以下の場合だけだ。
Opus 4.8を前提に組んだコードをそのまま切り替えるなら、この設定は一度確認した方がいい。
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