Apollo

1.95
B2B顧客データベース、自動アプローチ、ダイヤラー、CRM同期をひとつにまとめた営業プラットフォームで、主にSDR、BD、営業チーム向けに提供されています。
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会社Apollo
リリース2015
更新日2026-08-28

Apollo 概要

Apollo.ioの中心的な機能は、やはりB2Bデータベースです。

役職、業界、企業規模、資金調達ステージ、技術スタック、購買意向などの条件でターゲット顧客を絞り込み、勤務先メールアドレス、携帯電話番号、企業情報を確認できます。

公開情報によると、データベースには約2億7,000万件の連絡先と3,000万社の企業情報が含まれています。

対象者を見つけた後も、別のツールへ移る必要はありません。

ApolloにはSequence機能があり、メール、電話、LinkedInのタスクをひとつのフォローアップフローとして設定できます。たとえば、初日にメールを送り、3日後までに返信がなければ再度フォローし、その後に電話タスクを設定する、といった流れを事前に作成できます。

チームがSalesforceやHubSpotを利用している場合は、連絡先や営業活動をApolloと同期し、CRMへ手動入力する作業を減らせます。

Professionalなどのプランでは、ダイヤラー、通話録音、AI要約、メール作成支援などの機能も利用できます。

また、ApolloはMCP連携も提供しており、MCPに対応するAIクライアントからApolloの一部機能を呼び出せます。一般的な営業担当者にとって必須ではありませんが、営業自動化に取り組む人にとっては興味深い機能です。

Apollo 料金プラン

プラン価格説明
Free $0 データ検索と書き出し用のクレジットが限られていますが、連絡先を検索し、少数のSequenceを作成できます。ターゲット市場のデータ品質を試す用途に適しています。
Basic $59/ユーザー/月、年払いの場合は約$49/ユーザー/月 データ利用枠と営業自動化機能が拡大され、SalesforceやHubSpotなどのCRMへ接続できます。ただし、完全なダイヤラー機能は含まれません。
Professional $99/ユーザー/月、年払いの場合は約$79/ユーザー/月 ダイヤラー、通話録音・分析、A/Bテストに加え、より多くのAI機能と自動化機能が利用できます。
Organization $149/ユーザー/月、年払いの場合は約$119/ユーザー/月 通常は最低席数の要件があり、国際電話、SSO、権限管理、高度なレポートなどの企業向け機能が追加されます。

Apollo.ioは、無料プランと有料サブスクリプションを提供しています。一部のデータ検索、電話番号、そのほかの操作は、クレジットによって利用量が管理されます。上記は、公開情報で一般的に確認できる年払い料金です。

Apolloの料金は、席数の価格だけで判断できません。

メールアドレス、電話番号、データの書き出し、一部の通話機能ではクレジットが消費されます。通常、電話番号の取得には、メールアドレスよりもはるかに多くのクレジットが必要です。チームが大量の携帯電話番号を取得してアウトバウンドコールを行う場合、実際の費用は基本のサブスクリプション料金を大きく上回る可能性があります。

そのため、有料プランへ移行する前に、毎月必要な連絡先数と電話番号数、さらに営業プロセスにおける電話の割合を計算することをおすすめします。

Apollo 主な機能

  1. B2Bリード検索
    役職、業界、企業規模、資金調達、技術スタック、購買意向など、多数の条件で見込み客を絞り込み、該当する企業や担当者のデータを取得できます。
  2. Sequenceによる自動アプローチ
    メール、電話、LinkedInのタスクを複数ステップのフォローアップフローとして設定し、SDRが各アプローチを手動で管理する作業を減らします。
  3. ダイヤラーと通話分析
    上位プランでは、発信、録音、通話履歴、AI要約などの機能を利用できます。営業活動の振り返りやチームのコーチングに役立ちます。
  4. CRM同期
    SalesforceやHubSpotなどのCRMと接続し、連絡先やメール・電話などの活動履歴を同期できます。重複入力を減らせます。
  5. AI営業支援
    新規開拓メールの作成、情報整理、リスト作成、一部の営業データ処理を支援します。ただし、最終的な内容には人による調整が必要です。
  6. MCP連携
    MCP接続機能を提供し、対応するAIクライアントからApolloのデータや機能を利用できます。より柔軟な営業ワークフローの構築に役立ちます。

Apollo 編集部レビュー

Apolloを初めて使ったとき、最も印象に残りやすいのは検索機能です。

SaaS、企業規模、営業責任者の役職で絞り込むと、すぐに多数の連絡先が表示されました。選択した連絡先は、そのままSequenceへ追加できます。最初にCSVとして書き出し、別のメールツールへ再度アップロードする必要はありません。

この部分は、確かに作業工程を減らせます。

ただし、Apolloの使いやすさを本当に左右するのは、データベースに「何億人登録されているか」ではなく、自社のターゲット市場でデータが正確かどうかです。

米国のSaaS企業を対象とする場合、通常はデータを見つけやすくなります。一方、規模の小さいヨーロッパやアジア太平洋地域の市場では、連絡先、特に電話番号を多めに抽出して確認する必要があります。

最も簡単なテスト方法は、公式が宣伝するデータ量を見ることではありません。自分がよく知っているターゲット企業を20~50社選び、実際に検索してみることです。

重要な役職の担当者を見つけられるか、メールアドレスが有効か、電話番号が実在するかを確認してください。

クレジットも、過小評価しやすいコストのひとつです。

メールアドレスの検索と電話番号の検索では、必要なクレジットが異なります。主にメールを使う営業チームなら、消費量を比較的管理しやすいでしょう。しかし、毎日大量のアウトバウンドコールを行う場合、電話番号用のクレジットはすぐに減っていきます。

そのため、プランを選ぶ前に、実際の業務量で1週間試し、その後に費用を計算することをおすすめします。

たとえば、SDRが1日に追加する新規連絡先の人数と、そのうち電話番号が必要な人数を記録します。それにチーム人数を掛けた数字のほうが、「月額49ドル」や「月額79ドル」という表示価格だけを見るより参考になります。

BasicとProfessionalの違いも実務的です。

データ検索、メールSequence、CRM同期だけを行うなら、Basicで多くのニーズをカバーできます。

電話が主要チャネルになると、すぐにProfessionalとの機能差が問題になります。ダイヤラー、通話録音、通話分析は上位プランで提供されます。

AIメール機能は下書き時間を短縮できますが、そのまま送信できるほど万能ではありません。

連絡先の役職、企業、業界情報をもとに最初の下書きを生成する速度は非常に速いです。ただし、内容はよくある営業メールの文体になりがちです。価値の高い顧客へ送る場合は、冒頭文と価値提案を自分で書き直したほうがよいでしょう。

大量の開拓メールではAIを活用できますが、対象企業が少なく顧客単価の高いアカウントベースドセールスでは、依然として人によるパーソナライズが重要です。

良いところ

  • 営業ツールが集約されている: 見込み客の発掘、アプローチ、電話、CRM同期のために、多数のプラットフォームを使い分ける必要がありません。
  • 連絡先データベースが大規模: 特に米国のB2B市場で便利です。
  • Sequence機能が成熟している: 複数ステップのフォローアップを自動化でき、SDRの日常的な新規開拓に適しています。
  • CRM連携が充実している: SalesforceやHubSpotのユーザーは、重複入力を大幅に減らせます。
  • 無料版でデータを検証できる: 有料プランへ移行する前に、自社のターゲット層で品質を確認できます。

気になるところ

  • クレジットコストが分かりにくい: 電話番号の検索やアウトバウンドコールを頻繁に行う場合、実際の費用が予想を超えやすくなります。
  • 地域によってデータ品質が異なる: 米国以外の市場では、自社でサンプルを抽出して検証することをおすすめします。
  • 主要機能が明確にプラン分けされている: ダイヤラーや通話分析などの機能には、上位プランが必要です。
  • AIメールはあくまで補助的: 大量の下書き作成には便利ですが、質の高いパーソナライズには手動修正が必要です。
  • チーム拡大後はコストが急増する: 席数料金とデータクレジットの両方が増加します。

向いている人 / あまり向いていない人

向いている人

  • 中小規模のB2B営業チーム: データ、メール、CRMツール間の切り替えを減らしたいチームに適しています。
  • 主に米国市場を開拓するチーム: Apolloのデータカバレッジを活用しやすくなります。
  • SDR・BDチーム: 大量の見込み客を探し、継続的にフォローアップする必要がある場合に便利です。
  • 完全なRevOpsチームを持たない企業: 既製のプラットフォームを使い、基本的な営業プロセスを立ち上げられます。
  • メールと電話の両方を使うチーム: Professionalでは、両方のチャネルを一元管理できます。

あまり向いていない人

  • 主にニッチな米国外市場を対象とするチーム: データ品質を追加検証する必要があり、ほかのデータソースとの併用が必要になる可能性があります。
  • 予算を厳密に固定する必要がある企業: クレジット制によって、実際の利用コストが変動します。
  • 連絡先データベースだけが必要な人: Apolloの多数の自動化機能を活用できない可能性があります。
  • 成熟した営業テクノロジースタックを持つ大企業: 既存のデータ、アウトバウンド、CRMシステムが十分に整っている場合、移行の価値は限られる可能性があります。
  • AIに営業を完全自動化してほしい人: ApolloのAIは主に支援機能であり、営業担当者の判断やコミュニケーションに代わるものではありません。

まとめ

Apollo.ioの価値は、特定の機能が突出して優れていることではなく、営業担当者が毎日繰り返す複数の作業をひとつにまとめている点にあります。

検索した見込み客リストをそのままSequenceへ追加でき、メール送信や電話の履歴もCRMへ反映できます。CSVを書き出す回数や、複数のタブを行き来する手間が減るため、SDRチームにとって実際の時間短縮につながります。

ただし、購入前に確認しておきたい点が2つあります。

ひとつは対象市場におけるデータ品質、もうひとつはクレジットが実際にどのように消費されるかです。

まずFreeプランを使い、すでに正しい情報を把握している企業や担当者を検索してみてください。メールアドレス、役職、電話番号が正確かを確認します。その後、実際の営業フローを数日間試し、1日に何人の連絡先や電話番号を調べる必要があるかを記録します。

この2つの数字は、データベースに数億件の連絡先があるという宣伝よりも重要です。

自社の市場で十分なデータを利用でき、見込み客の発掘とアプローチをひとつのプラットフォームにまとめたい場合、Apolloは便利な選択肢です。単に連絡先リストを購入したいだけなら、営業ワークスペース全体に料金を支払う必要はありません。

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