Descript

3.40
文書を編集する感覚で動画を編集。動画編集が、もう専門スキルだけのものではなくなる。
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会社Descript
カテゴリーAI動画
リリース2017
更新日2026-08-17

Descript 概要

Descriptで一番特徴的なのは、やはりテキストベースの編集です。

動画や音声をまず文字起こしして、そのあとの多くの編集を文章を中心に進められます。

この仕組みは、インタビュー、ポッドキャスト、講座、トーク動画のように、もともと「何を話しているか」が中心になるコンテンツと特に相性がいいです。

AI機能もかなり増えています。

たとえば、「えー」「あの」といったフィラーの削除、背景ノイズの除去、視線補正、音声クローン、さらに一部の動画コンテンツをAIで生成することもできます。

実際に使っていて少し迷うのは、最近の料金体系です。

2025年9月以降、Descriptは従来の「文字起こし時間」を中心とした考え方から、メディア分数+AI Creditsという仕組みに変わりました。

つまり、プランに入れば何でも好きなだけ使える、というわけではありません。

アップロードや録画はメディア時間を消費し、多くのAI機能は別にCreditsを消費します。

軽く使う程度なら、そこまで気になりません。

ただ、Studio SoundやAI動画、その他のAI機能を頻繁に使い始めると、利用枠の減りはかなり目立ってきます。

Descript 料金プラン

プラン価格説明
Free $0 月1時間のメディア利用+初回100 AI Credits、720p・透かし付きで書き出し可能。まず試してみたい人向けです。
Hobbyist $24/月(年付约 $16/月) 月10時間のメディア利用+400 AI Credits、1080p・透かしなしで書き出し可能。
Creator $35/月(年付约 $24/月) 月30時間のメディア利用+800 AI Credits、4K・透かしなしで書き出し可能。
Business $65/月(年付约 $50/月) 月40時間のメディア利用+1,500 AI Credits、最大5人での共同作業に対応。
Enterprise 定制价格 利用時間とAI Creditsをカスタマイズでき、SSO、より充実したコラボレーション機能、専任サポートにも対応しています。

Descriptでは、毎月主に2種類の利用枠があります。

メディア時間AI Creditsです。

前者は主にアップロード、録画、メディア処理に使われ、後者はAI機能を使うときに消費されます。

Descriptが自分に合うか試したいだけなら、Freeで十分です。

継続的にコンテンツを作るようになったら、Creatorが個人クリエイターにとって一番使いやすいプランだと思います。

個人的には、メディア時間よりAI Creditsのほうを気にします

通常の編集だけなら、そこまで利用枠を消費しないこともあります。

一方で、Studio SoundやAI動画のような機能は、Creditsをかなり使いやすいです。

1回ごとの消費は大きく見えなくても、毎回のコンテンツ制作で使っていると、月末にはかなり差が出ます。

なので、今Descriptを選ぶなら、まず一つ考えておいたほうがいいです。

AIをたまに使うだけなのか、それともAI機能を最初から標準の制作フローに組み込むのか。

この2つでは、最終的なコストがかなり変わります。

重要: メディア時間とAI Creditsは毎月リセットされ、翌月には繰り越されません。上限を超えた場合は追加パックを購入できます。

月払いと年払いの価格差も比較的大きいので、長期利用するなら、先に自分の実際の使用量をある程度計算しておくのがおすすめです。

Descript 主な機能

  1. テキストベース編集
    Descriptの中核となる機能です。音声や動画を読み込むと、まず編集可能な文字起こしが作られます。文章を削除すると、対応する音声や映像も一緒に削除されます。
    インタビューやポッドキャストでは特に使いやすく、以前のようにタイムラインを行き来して目的の発言を探す必要がありません。文字を検索するだけで、その場所にすぐ移動できます。
  2. Underlord AIアシスタント
    Underlordは、Descriptに組み込まれたAI編集アシスタントに近い存在です。やりたいことをそのまま伝えられます。
    たとえば「この動画をショート動画向けの縦型にして」と頼めば、内容に合わせて必要な編集を提案・実行してくれます。2026年以降はこの部分がさらに強化され、単に機能を呼び出すというより、まず意図を理解してから作業する方向に近づいています。
  3. フィラーをまとめて削除
    これはかなり頻繁に使う機能です。
    インタビューでは「えー」「あの」「その」「つまり」といったフィラーがどうしても増えます。以前なら一つずつ探して削除していましたが、Descriptならまとめて検出して削除できます。
    ポッドキャストでは、派手なAI機能よりこういう機能のほうが実用的だったりします。
  4. Studio Sound
    Studio Soundは、初めて使ったときに「これは結構使える」と感じやすい機能です。
    エアコンの音、部屋の反響、背景ノイズなどがある録音でも、適用すると人の声がかなりクリアになります。
    もちろん、プロの録音環境の代わりになるわけではありません。処理を強くかけすぎると少し「AIっぽい」声になることもあります。
    それでも、一般的なコンテンツ制作なら十分実用的です。
  5. AI音声クローンとOverdub
    自分の声をサンプルとして登録しておけば、あとから文字を入力するだけで音声を追加できます。
    たとえば話し忘れた単語があったり、人名を言い間違えたりしても、わざわざ機材を出して録り直す必要がない場合があります。
    文字を修正すれば、AIが自分の声で補ってくれます。
    こういう機能は小さな修正にはかなり便利ですが、長い部分を丸ごと生成する場合は、個人的にはもう少し慎重に使います。
  6. AIアイコンタクト
    撮影中にずっとプロンプターを見ていると、どうしても視線がカメラから外れて見えます。
    この機能を使うと、視線をカメラ方向に近づけることができます。
    うまく処理できたときはかなり自然ですが、頭の動きが大きい場合は、補正した感じが見えることもあります。
  7. 画面録画とリモート録画
    Descriptには録画機能も組み込まれています。
    画面収録ができ、リモート収録にも対応しています。録画が終わったらそのまま文字起こしされ、すぐ編集に入れます。
    ソフトウェアのチュートリアル、オンライン講座、インタビューを作る人にとっては、録画して、そのまま編集に入れるこの流れがかなり使いやすいです。

Descript 編集部レビュー

Descriptでポッドキャストを3本編集して、さらに製品チュートリアル動画を2本作ってみました。

しばらく使ってみて、やはり一番気に入ったのはテキストベース編集です。

初めて本格的にインタビューを編集したとき、これまでの作業には意外と無駄な手順が多かったんだと気づきました。

従来のタイムライン編集だと、ゲストの不要な発言を削るだけでも、まず音声を聞いて場所を探し、波形を拡大して、切って、つなげて、最後にもう一度聞いてつながりを確認する必要があります。

Descriptなら、文字起こしの文章をそのまま削除するだけです。

対応する部分の音声も一緒に消えます。

30分くらいのポッドキャストなら、以前は3時間ほどかかっていた作業が、今では1時間かからずに大まかな編集まで終わることがあります。

AIが突然すべての作業を代わりにやってくれるようになったわけではありません。

単純に、面倒な機械作業がかなり減ったからです。

Studio Soundは思っていた以上に実用的でした

ある回では、ゲストの録音にずっとエアコンの低いノイズが入っていました。

録り直すほどひどくはありませんが、長く聞いていると気になります。

Studio Soundを使ったところ、背景ノイズがすぐに抑えられ、人の声もかなり聞き取りやすくなりました。

もちろん、本物の音響エンジニアの代わりになるわけではありません。

ただ、ポッドキャスト、インタビュー、社内動画のような用途なら、ワンクリックでかなり救えるこの機能は十分価値があります。

一番気になったのはCreditsでした

私が使っているのはCreatorプランで、月800 AI Creditsが含まれています。

一度、AI B-rollをいくつか作り、さらに数本の番組で続けてStudio Soundを使ったことがありました。

月末に確認すると、Creditsはかなり減っていました。

この感覚は以前とは少し違います。

以前なら「この機能が使えるかどうか」だけ考えていました。

今はさらに、

「ここでCreditsを使う価値があるか?」

まで考えるようになります。

これが、新しい料金体系で一番慣れにくかった部分です。

機能自体が悪くなったわけではありません。

ただ、使う量を意識するようになります。

月に1〜2本だけ編集するなら、それほど問題ありません。

でも毎週コンテンツを出して、AI機能もほぼ全部使うなら、事前にコストを考えておいたほうがいいです。

メリット

始めるハードルがかなり低い。
特にインタビューやポッドキャストのように会話が中心のコンテンツなら、文章を編集する感覚でそのまま作業を始められます。

AI機能の多くが実際に役立つ。
フィラー削除、ノイズ除去、AIによる音声補正など、直接作業時間を減らせる機能が多いです。

録音・文字起こし・編集が一つにまとまっている。
録音は別ソフト、文字起こしは別サービス、編集はまた別ソフト、という使い分けをしなくて済みます。

共同編集が自然。
複数人でプロジェクトを編集するときも、共有ドキュメントに近い感覚で使えます。

非プロのクリエイターにも使いやすい。
従来型の動画編集ソフトを一から勉強しなくても、十分使える完成品を作れます。

デメリット

料金体系が少し分かりにくい。
メディア時間とAI Creditsが別々に計算されるため、使用量が増えると実際のコストが直感的に分かりにくくなります。

文字起こしの精度は、どんな環境でも安定しているわけではない。
強いアクセント、複数人の同時発話、録音品質が悪い場合などは、手動修正が必要になります。

大きなプロジェクトではPCへの負荷が増える。
素材が多くなり、プロジェクトが重くなると、デスクトップ版のリソース使用量も目立ってきます。

サポート体験は強みとは言いにくい。
複雑なトラブルが起きたとき、すぐに人のサポートにつながれるとは限りません。

向いている人

ポッドキャスター・動画クリエイター

毎週安定してコンテンツを出しているなら、編集時間をかなり短縮できます。

マーケティング・コンテンツチーム

研修動画、製品紹介、ショート動画などは、必ずしもプロの動画編集者がいなくても作れるようになります。

講座制作者・教育関係者

録画講座やソフトウェアのチュートリアルは修正が多いため、テキストベース編集との相性がかなりいいです。

動画編集を始めたばかりの人

Premiere Proを開いてタイムラインを見ただけで難しそうに感じる人には、Descriptのほうがかなり入りやすいです。

あまり向いていない人

高品質な文字起こしだけが欲しい人

目的が文章化だけで、動画編集が必要ないなら、専用の文字起こしサービスのほうが合うことがあります。

固定費を重視する人

利用枠、Credits、追加パックのような仕組みが苦手なら、Descriptの料金体系は少しストレスになるかもしれません。

大量の多言語文字起こしが必要なチーム

複数言語には対応していますが、複雑な多言語環境では、対応範囲が最も広いサービスというわけではありません。

コンプライアンス要件が厳しい業界

医療、法律、金融などで正式導入する場合は、HIPAAやSOC 2などの対応状況が社内要件を満たしているか、事前に確認したほうがいいです。

まとめ

今のDescriptに対する評価は、かなりはっきりしています。

ポッドキャスト、インタビュー、チュートリアル、トーク動画をよく編集する人なら、これまで面倒だった作業をかなりシンプルにしてくれます。

特にテキストベース編集です。

派手な機能ではありませんが、一度慣れるとかなり手放しにくくなります。

何度か使ったあとに、従来のタイムラインへ戻って特定の一言を探そうとすると、かなり遅く感じます。

Studio Sound、フィラー削除、AI音声による補正といった機能も、単なるデモ用ではありません。

締め切りが迫っているときには、実際に助けられる場面があります。

問題は、やはり料金です。

年に1〜2回しか動画を編集しないなら、Descriptのためにずっと契約し続ける必要はないと思います。

でも、毎週コンテンツを作っているなら話は変わります。

節約できる時間を考えると、サブスク料金以上の価値が出る可能性は十分あります。

ただし、今のDescriptはもう**「プランに入れば何でも気にせず使える」サービスではありません。**

AI機能を使えば使うほど、Creditsの残量を意識する必要があります。

今使っていて、私が唯一よく気にしているのもそこです。

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