Vimcal

4.00
頻繁な日程調整や複数タイムゾーンでの共同作業に特化した、高速カレンダーツール。
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会社Vimcal, Inc.
カテゴリーAIオフィス
リリース2021
更新日2026-08-20

Vimcal 概要

Vimcalは、Google CalendarやOutlookを置き換えるためのツールではありません。

より正確に言えば、既存のカレンダーの上に、より速く使いやすい操作レイヤーを追加するツールです。

解決したい問題はかなり明確で、日程調整の手間を減らすこと。

1日に何件も会議を調整する経営者、創業者、投資家、エグゼクティブアシスタントにとって、予定の作成、空き時間探し、時差の確認は毎日何度も繰り返す作業です。Vimcalは、こうした操作をできるだけ短くすることに特化しています。

たとえば「来週火曜にAlexとランチ」と入力して、そのまま予定を作成できます。ショートカット、Time Travel、空き時間の共有機能を使えば、複数の相手との日程調整もかなり速く進められます。

ただし、VimcalはAIが一週間の予定を自動で組み替えてくれるタイプのスケジュールアシスタントではありません。

どちらかというと、従来のカレンダー操作を極限まで速くしたプロ向けツールに近いです。

Vimcal 料金プラン

プラン価格説明
iOS Only Free(無料版) $0 基本機能を試せますが、一部のプラットフォームや高度な機能には制限があります。
Desktop $20/月、年払い換算 $16.67/月 デスクトップ版のフル機能に加え、AIスケジューリング、Time Travel、Focus Modeなどの主要機能を利用できます。
EA $75/月、年払い換算 $62.50/月 Executive Assistant向けのプランで、複数タイムゾーン対応、カレンダーのHold、監査機能、各種指標・分析機能などが追加されます。
Enterprise 要問い合わせ、通常5席から チームや企業向けで、より充実したセキュリティ、コンプライアンス、管理機能を提供します。

Vimcalは大きく分けて、個人向けプランと、エグゼクティブアシスタント向けのVimcal EAがあります。

通常はトライアルが用意されているので、まず実際に使ってみて、こうした効率化機能で本当に時間を節約できるか確認するのがおすすめです。

個人向けプランは、カレンダーツールとして見ると決して安くありません。

ただ、Vimcalはそもそも「たまに予定を確認する人」向けの製品ではありません。毎日大量の日程調整をするなら、短縮できる時間のほうがサブスクリプション料金以上の価値になる可能性があります。

一方、EA版は明確にアシスタント業務向けです。

本当に価値があるのはカレンダーそのものではなく、複数タイムゾーンの管理、予定のHold、監査、複数人の日程調整といった細かな実務機能です。

Vimcal 主な機能

  1. 自然言語で予定を作成
    「水曜の午後にEllaと1on1」のように入力するだけで予定を作成でき、フォームを細かく埋める手間を減らせます。
  2. Time Travel
    カレンダー上で複数のタイムゾーンを直接確認でき、海外チームとの日程調整が多い人に便利です。
  3. キーボードショートカット
    よく使う操作の多くをキーボードだけで完結でき、マウス操作やメニューの開閉を減らせます。
  4. Focus Mode
    カレンダー上に集中時間を確保し、タイマーなどの機能と組み合わせて、会議による深い作業への中断を減らせます。
  5. Slotsによる空き時間の共有
    自分の空いている時間をすばやく選んで相手に共有できます。スクリーンショットを送り合ったり、何度も候補を確認したりする必要がありません。
  6. ラベルと時間分析
    1:1、顧客ミーティング、社内会議などに分類し、自分の時間が実際に何に使われているのか確認できます。
  7. 複数カレンダーをまとめて表示
    個人用と仕事用のカレンダーをひとつの画面にまとめ、複数アカウントを行き来する手間を減らせます。
  8. Vimcal EA機能
    Executive Assistant向けに、複数タイムゾーンの管理、Hold、カレンダー監査、週次レポート、アカウント引き継ぎなどの機能を提供します。

Vimcal 編集部レビュー

私はVimcalを2週間ほど続けて使い、主に高頻度の日程調整複数タイムゾーンでの会議設定を試しました。

本当に慣れが必要なのは操作方法

最初にVimcalを開いたときは、普通のカレンダーとそこまで大きな違いは感じません。

違いが出てくるのは、ショートカットと全体の操作感です。

普段、マウスで日付をクリックして、ポップアップを開き、タイトルを入力して、時間を選ぶという使い方に慣れていると、最初は「別のカレンダーアプリ」にしか見えないかもしれません。

でも、ショートカットを使い始めると印象が変わります。

⌘+Kでコマンドを呼び出したり、日付をすばやく移動したり、予定を作成したり。こうした操作に慣れると、従来のクリック中心の流れより確かに速いです。

学習コストは高くありませんが、少しだけ指が覚えるまでの時間は必要です。

Time Travelは特に実用的

ニューヨーク、ロンドン、東京など、複数のタイムゾーンにいる相手と頻繁に会議する場合、面倒なのは予定を作ることより時差を計算することだったりします。

これまでは頭の中で一度換算してから、相手の勤務時間に合っているか確認する必要がありました。

Time Travelでは、この作業をそのままカレンダー上で確認できます。

お互いの空いている時間が重なるところを見つけやすくなるので、毎日何度も使うと、思っている以上に考える負担が減ります。

派手な機能ではありませんが、日常的にはかなり効きます。

自然言語での予定作成は確かに速い

「来週木曜の14時にDavidと少し話す」のように入力すると、そのまま予定を作成できます。

シンプルな会議ならかなり便利です。

ただし、Vimcalは一日の予定全体をAIが自動で最適化してくれるようなAI Agentではありません。

参加者が多かったり、優先順位が複雑だったり、予定が衝突したりする場合は、最終的には人が判断する必要があります。

つまりVimcalの強みは、「AIが人生を管理してくれること」ではなく、普段のカレンダー操作を数秒まで短縮することです。

実際に気になったところ

1つ目は、対応プラットフォームが十分に広くないこと。

チーム内で使っているデバイスがバラバラだと、Vimcalの魅力はかなり下がります。

どれだけ速いカレンダーでも、自分のメインデバイスで使えなければ長期的な主力にはなりにくいです。

2つ目は、外部ワークフローとの連携がそこまで強くないこと。

Slack、Notion、その他のコラボレーションツールから直接会議を作るような使い方に慣れている場合、Vimcalには特別強い統合メリットがあるわけではありません。

あくまでカレンダーそのものに集中していて、総合的なコラボレーションプラットフォームを目指しているわけではないです。

3つ目は、自動スケジューリングアシスタントではないこと。

Vimcalを使うと、会議の作成、移動、調整は速くなります。

でも、予定全体を完全に任せられるわけではありません。

「今日の会議を全部組み直して、深い作業の時間を優先して残して」といった動きを期待しているなら、それはVimcalの中心機能ではありません。

良いところ

  • 操作が速い。 ショートカットやコマンド操作は、頻繁に使う人ほど効果があります。
  • 複数タイムゾーンに強い。 Time Travelは国際チームとの日程調整で特に便利です。
  • 日程調整の流れがシンプル。 会議作成、空き時間探し、Slots共有までスムーズです。
  • 画面がすっきりしている。 情報量は多いのに、雑然としにくいです。
  • EA向け機能が細かい。 Hold、監査、複数タイムゾーン管理など、アシスタント業務に必要な機能がかなり具体的です。

気になるところ

  • 価格は高め。 月額20ドルは、一般的なカレンダーユーザーには安くありません。
  • プラットフォーム制限が目立つ。 メインで使うデバイスが非対応だと価値を出しにくいです。
  • 外部連携は平均的。 SlackやNotionなどとのワークフロー連携は、Vimcalの強みではありません。
  • 完全自動のAIスケジューラーではない。 本質的には「自分でより速く予定を組む」ためのツールです。
  • 低頻度ユーザーには元を取りにくい。 1日に2〜3件しか会議がないなら、差を感じにくいです。

向いている人 / あまり向いていない人

向いている人:

  • 経営者、創業者、VC。 毎日大量の日程調整をするなら、数分ずつの短縮でも積み重なると大きいです。
  • Executive Assistant。 EA版の複数タイムゾーン、Hold、監査機能は、まさにこの仕事向けです。
  • 複数タイムゾーンで頻繁に働く人。 Time Travelで時差計算の手間をかなり減らせます。
  • キーボード操作が好きな人。 ショートカットに慣れているほど、Vimcalの速さを実感しやすいです。

あまり向いていない人:

  1. 会議が少ない一般ユーザー。 Google Calendar、Outlook、OS標準カレンダーで十分なことが多いです。
  2. デバイス環境が合わない人。 普段使うプラットフォームが非対応なら、無理に移行するメリットは小さいです。
  3. コラボレーションツールとの深い連携が必要なチーム。 Vimcalは総合ワークスペースではなく、専門的なカレンダーツールに近いです。
  4. 完全自動のAIスケジューリングを期待する人。 操作は速いですが、時間の使い方をすべて代わりに決めてくれるアシスタントではありません。

まとめ

Vimcalに価値があるかどうかは、かなりシンプルに判断できます。
1日にどれくらい日程調整へ時間を使っているかです。

1日に数回カレンダーを見る程度なら、月額20ドルの元を取るのは難しいでしょう。

でも、日程管理そのものが仕事の一部になっている人は話が違います。ショートカット、Time Travel、Slotsは、ひとつひとつを見ると特別複雑な機能ではありません。

ただ、それらを組み合わせることで、毎日繰り返している細かな操作をかなり減らせます。

Vimcalは、最も多機能なカレンダーでも、最も安いカレンダーでもありません。

むしろ、高頻度でカレンダーを使う人のために、操作速度を徹底的に最適化したツールです。

会議が多い人にとっては、本当に「カレンダー界のフェラーリ」のように感じるかもしれません。

一方、一般的なユーザーにとっては、デザインは良いものの、価格もそれなりに高い代替カレンダーに見える可能性が高いです。

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