良いところ
Adobe製品との連携がかなりスムーズ。
生成したあと、そのままPhotoshop、Illustrator、Expressなどに持っていって編集を続けられます。AIで作ったものの、その先どう直せばいいかわからない、という状況になりにくいです。
商用利用の考え方が比較的わかりやすい。
Adobe独自のFireflyモデルは、主にライセンスを取得したコンテンツやパブリックドメインのコンテンツを使って学習されています。Betaではない機能については、生成物を商用プロジェクトで利用できることもAdobeが明確にしています。企業向けの一部プランでは、知的財産に関する補償も用意されています。
デザイン経験がなくても始めやすい。
多くの機能は、やりたいことを文章で入力するところから始まります。最初から複雑な操作を覚える必要はありません。
使えるのはAdobeのモデルだけではない。
Fireflyは少しずつ、複数のAIモデルをまとめて使える場所になっています。Adobeだけでなく、Google、OpenAI、Runwayなどのモデルを用途に合わせて選べます。
画像・動画・音声がつながり始めている。
SNSコンテンツ、広告素材、短い動画などをまとめて作る人にとっては、ひとつの場所で作業できる方向性はかなり魅力があります。
気になるところ
細かいコントロールは、まだ手作業に及ばない。
条件を細かく指定するほど、「全体としては合っているけど、ここだけ違う」ということが起こりやすくなります。
動画生成は、画像よりコストがかかる。
動画、音声、パートナーモデルの利用では主に生成クレジットを消費するため、頻繁に使う場合は残りのクレジットを意識する必要があります。
新しい機能の一部はまだBeta。
AI Assistant、一部の動画編集機能、新しい統合型の生成・編集体験などは今も更新途中です。デモで見た動きを、そのまま安定した制作環境として期待するのはまだ早いです。
中国本土では現在Fireflyを通常利用できない。
Adobeの公式FAQでは、中国、ロシア、ベラルーシではFireflyを利用できないと明記されています。
どんな人に向いている?
すでにAdobeを使っているデザイナー
いちばん相性がいいのは、この層です。
普段からPhotoshopやIllustratorを使っているなら、Fireflyのために仕事の流れを大きく変える必要はありません。
今までのツールに、「まずAIにやらせてみる」選択肢が増えたくらいの感覚で使えます。
マーケティング・運用・SNSチーム
今日はイベント用の画像、明日は3サイズの広告、その次は短い動画。
こういう量が多く、変更も頻繁な仕事とはかなり相性がいいです。
まずFireflyでたたき台をつくって、最後は人が整える。そんな使い方がしやすいです。
デザインは専門外だけど、よく画像をつくる人
プレゼン資料やイベント告知、SNS投稿をつくるとき、本当に困るのはPhotoshopが使えないことより、
「そもそも、どこから始めればいいかわからない」
ということだったりします。
Fireflyなら、少なくとも最初の方向性や、ある程度見られる形まではすぐにつくれます。
企業のコンテンツ制作チーム
大量のマーケティング素材をつくりつつ、知的財産やブランド管理も重視する企業にとっては、単純なAI画像生成サービスよりFireflyの企業向け機能のほうが魅力的です。
AdobeはFirefly API、Custom Models、Photoshop API、Illustrator APIなどの自動化機能も提供しているので、Web画面で1枚ずつ手作業で生成するだけではありません。
あまり期待しすぎないほうがいい人
ピクセル単位のコントロールを求めるプロのデザイナー
Fireflyは方向性を探したり、前工程や繰り返し作業を減らしたりするのには便利です。
ただ、ブランドフォント、ロゴ位置、構図、商品の比率など、細部まで厳密に指定する必要がある場合は、最後まで従来のデザインツールなしで仕上げるのはまだ難しいです。
一言のプロンプトだけで長尺動画を完成させたい人
Fireflyの動画機能は初期よりかなり充実していますが、現状はまだ短い素材を生成して、タイムライン上で組み合わせて編集する使い方のほうが現実的です。
一言入力するだけで、そのまま納品できる長尺映像が完成する、という段階ではありません。
中国本土のユーザー
これは使いやすいかどうか以前の問題です。
Adobeは現在、中国本土ではFireflyサービスを提供していません。
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