Selects by Cutback

0.75
プロ向け編集ワークフローのためのAI素材前処理ツールです。マルチカメラ同期、話者認識、無音部分の除去、自動チャプター分割を行い、整理したプロジェクトをPremiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveへ読み込めます。
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会社Cutback
カテゴリーAI動画
リリース2026
更新日2026-09-01

Selects by Cutback 概要

Selectsは、現在よく見られる「ワンクリックで完成動画を作る」ツールとは少し異なります。

どこで感情を盛り上げるべきか、どの印象的な発言を必ず残すべきかを代わりに判断するものではありません。完成動画へトランジションやエフェクトを自動的に追加することもありません。

Selectsが担当するのは、ラフカット前の面倒な下準備です。

インタビュー映像、録音音声、複数カメラの素材をすべて読み込むと、システムが内容を文字起こしし、話者を識別して、映像と音声を同期します。さらに、無音部分を検出し、素材をトピック別に整理します。

複数カメラのプロジェクトでは、現在話している人物に応じて、対応する映像を選ぶ作業も支援します。

最終的に得られるのは、書き出し済みのMP4動画ではありません。引き続き編集できるプロジェクトです。

そのプロジェクトをPremiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveへ送り、本格的な編集を続けられます。

この違いは、ポッドキャスト、インタビュー、ドキュメンタリーにとって重要です。

実際に多くの時間を必要とするのは、いくつかのクリエイティブな編集ではなく、数時間分の素材から次のことを把握する作業だからです。

「使える素材は、いったいどれか。」

Selectsは、自然言語による素材検索にも対応しています。

たとえば「彼が商品の価格について話している部分」を検索したり、特定のトピックを探したりできます。再生バーを動かしながら、最初から最後まで聞き直す必要はありません。

Selects by Cutback 料金プラン

プラン価格説明
Free Trial(無料トライアル) 無料 基本的なAI編集機能を体験可能。
Starter(スタータープラン) 約$20/月 約10時間の動画を分析でき、マルチカメラ同期、チャプター分割、無音処理、主要NLEへの書き出しなどの中心機能が含まれます。
Pro(プロプラン) 約$49/月〜 約100時間の動画を分析でき、利用頻度の高いクリエイターや小規模な制作チーム向けです。
Ultra 約$64/月〜 約200時間の動画を分析でき、大量のインタビュー、ポッドキャスト、ドキュメンタリー素材を扱う場合に適しています。

Selectsはサブスクリプション制で、主に毎月分析できる動画時間に応じて料金が決まります。

新規ユーザーには7日間の無料トライアルが用意されています。

利用枠は通常毎月リセットされ、未使用分が継続的に繰り越されるわけではありません。

ここでいう「10時間」とは、最終的な完成動画の長さではなく、分析する元素材の合計時間を指します。

たとえば、60分の番組に3つの独立したカメラ映像と別収録の音声がある場合、利用枠がどのように計算されるかは、プラットフォームの現在のルールを確認する必要があります。

そのため、契約前には、最終的に公開する動画の長さではなく、毎月実際に読み込む元素材の総時間を確認することをおすすめします。

週にインタビューを1本だけ制作するなら、Starterで足りる可能性があります。

毎日数時間分の元素材を処理する場合は、40時間以上のプランのほうが現実的です。

Selects by Cutback 主な機能

  1. マルチカメラ同期: 映像と音声をもとに、異なるカメラの素材を自動的に同期し、手作業で同期点を探す時間を減らします。
  2. 話者認識・カメラアングル支援: 現在誰が話しているかを識別し、素材に基づいて対応するマルチカメラ映像の整理を支援します。
  3. スマート分割: 長い素材をシーン、内容、トピックごとにチャプターへ分け、素早く確認できるようにします。
  4. 自動ラフカット: 無音、間、重複内容、一部のフィラーワードを検出し、最初により簡潔なタイムラインを生成します。
  5. 自然言語検索: 探したい内容をテキストで説明するだけで検索でき、数時間分の素材を順番に再生する必要がありません。
  6. プロ向けNLEへの書き出し: 整理したプロジェクトをPremiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveへ送り、本格的な編集を続けられます。
  7. 非破壊処理: AIによる選択は元の素材を変更しないため、編集ソフトへ移した後も自由に再調整できます。

Selects by Cutback 編集部レビュー

Selectsが編集者にとって最も効果を実感しやすいのは、プロジェクト開始直後の数時間です。

たとえば、90分のインタビュー素材があるとします。

2〜3台のカメラ映像、別収録の音声、さらに現場で撮影した補助素材が含まれています。

従来の方法では、まず素材を読み込み、同期し、各カメラのタイミングを確認します。その後、内容を聞きながらマーカーを付け、明らかな無音部分を削除します。

「この番組をどう編集するか」を本格的に考え始める前に、すでにかなりの時間が経過している場合があります。

Selectsは、この準備作業を先に処理しようとします。

素材を読み込んだ後、分析を実行させます。処理時間は元動画の長さによって決まるため、数秒で終わるわけではありません。

分析が完了すると、文字起こし、チャプター、初期整理された素材構造を確認できます。

最大の利点は、美しい編集を代わりに作ってくれることではなく、完全に空のタイムラインから始めなくて済むことです。

10分程度のVlogでは、この差はあまり目立たないかもしれません。

しかし、3時間のポッドキャスト、複数カメラの座談会、大量のインタビュー素材では、効果がわかりやすくなります。

自然言語による素材検索も、このようなプロジェクトに適しています。

インタビュー撮影から数日経つと、次のようなことだけを覚えている場合があります。

「ゲストが途中で、起業に失敗した話をしていた。」

しかし、それが27分なのか68分なのかは、すでに思い出せません。

内容から直接検索できれば、タイムラインを何度も移動しながら聞き直すより、はるかに速く見つけられます。

自動無音除去は、完全に任せきりにはできません。

インタビューの停止部分には、不要な空白もあれば、話し方や感情を表現する重要な間もあります。

AIが積極的に削除しすぎると、話し方が急にせわしなく感じられます。

そのため、最初のクリーンアップとして利用し、最終的なテンポはNLEへ戻って自分で調整する方法が適しています。

複数カメラの切り替えも同様です。

話している人のカメラへ切り替える機能は、基本的なラフカットには便利です。

しかし、2人の会話でいつリアクションショットを残すべきか、いつ話し手を映し続けるべきかは、編集上の判断です。単純な話者認識だけでは解決できません。

ここに、Selectsの無理のない製品ポジションがあります。

ラフカットの段階で止まり、「AIが完成映像まで編集する」と無理に主張していません。

良いところ

  • 長い素材に適している: 元素材が多いほど、自動整理による時間短縮が明確になります。
  • 複数カメラの同期が便利: プロジェクトごとに手動で音声を合わせる必要がありません。
  • 素材を検索しやすい: 数時間分のインタビューから、内容を使って直接該当箇所を探せます。
  • 既存のプロ向けワークフローを変えない: 整理後はPremiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveへ戻れます。
  • AIの判断を修正できる: ラフカットが気に入らなければ、人が直接上書きできます。
  • 役割が明確: クリエイティブな判断を無理に代替せず、素材準備に重点を置いています。

気になるところ

  • ワンクリックで完成映像を作るツールではない: 最終的なテンポ、ストーリー構成、演出は自分で仕上げる必要があります。
  • 自動的に削除された間を確認する必要がある: 残すべき話し方のニュアンスが、無音として削除される場合があります。
  • 自動カメラ切り替えは本格的なスイッチングではない: リアクションショットと物語のテンポには、人による判断が必要です。
  • プロ向けNLEユーザーに適している: 普段軽量な編集アプリしか使わない場合、利点はそれほど大きくありません。
  • 利用枠は元素材を基準に消費する: 長い複数カメラのプロジェクトでは、分析時間を大量に使います。
  • 互換性をプロジェクトごとに確認する必要がある: ソフトウェアのバージョンや複雑なプロジェクトでは、最初に完全な往復作業をテストするのがおすすめです。

向いている人 / あまり向いていない人

向いている人

  • ポッドキャスト編集者: 毎週1〜2時間以上のインタビュー素材を扱う人に適しています。
  • 複数カメラ番組の制作チーム: カメラの同期と素材整理に多くの時間を使っているチームに便利です。
  • YouTubeの長編動画クリエイター: 素早くラフカットを作り、その後でテンポや演出を自分で仕上げたい人に向いています。
  • ドキュメンタリー編集者: 大量のインタビューから、特定の発言やテーマを頻繁に探す必要がある場合に役立ちます。
  • プロのポストプロダクションチーム: Premiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveを使い続けながら、仕上げ編集の工程を変えたくないチームに適しています。

あまり向いていない人

  • 十数秒の短編動画だけを作る人: 元素材が少ないため、自動前処理による時間短縮は限定的です。
  • AIに完成映像をそのまま納品してほしい人: Selectsは明らかにそのための製品ではありません。
  • CapCutなどの軽量ツールだけを使う人: プロ向けNLEへの書き出し機能を活かしにくくなります。
  • 主にアニメーションやVFXを制作する人: 実写素材やトーク映像の整理が中心であり、合成作業向けではありません。
  • 素材量が少ないクリエイター: 毎月契約するより、自分で10分かけて整理するほうが効率的な場合があります。

まとめ

Selects by Cutbackが解決しようとしているのは、編集工程における非常に具体的な問題です。

本格的な編集を始める前の無駄な数時間を減らせるかどうか。

複数カメラの映像を先に同期し、インタビューを文字起こしし、無音部分を削除し、内容をトピック別に整理します。

これらの作業を終えてから、プロジェクトを編集者へ戻します。

どの部分を3秒残すべきか、どのリアクションショットが最もよいかを代わりに判断してくれるわけではありません。普通のインタビューを自動的に大ヒット動画へ変えることもできません。

しかし、毎日数時間分の未編集素材に向き合う人にとっては、そのほうがむしろ実用的です。

初めて試すときは、5分程度の短い動画を使わないほうがよいでしょう。

普段最も手間のかかるプロジェクト、たとえば複数カメラで撮影したポッドキャスト1本分をそのまま使ってください。

これまで素材の読み込みから最初のラフカットを作るまでにかかっていた時間を記録し、同じ作業をSelectsでも実行します。

最後に確認するのは、次の2点だけです。

どれだけ時間を節約できたか。そして、AIが整理したタイムラインをどれだけ修正する必要があったか。

これまで6時間かかっていた準備作業を大幅に短縮でき、AIのミスを直すために2時間も費やす必要がないなら、StarterやProのサブスクリプションは費用対効果を計算しやすくなります。

Selectsに価値があるかどうかは、人間のように編集できるかで判断するものではありません。

重要なのは、ストーリーを本格的に組み立て始める前の雑務を、先に片付けてくれるかどうかです。

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