架空のブランドを使って、LogoAIの一連の流れを最初から最後まで試しました。
使い始めるハードルはほぼない
ブランド名を入力し、業種を選び、好みのスタイルをいくつか指定すれば、そのまま生成を始められます。
Logo生成だけを見ると、他の同種ツールと大きな違いがあるわけではありません。
違いがはっきり出るのは、その後です。
Logoを決めると、そこからブランドカラー、フォント、名刺、SNSテンプレートなどが自動的に展開されます。
ここまで使うと、LogoAIの狙いが見えてきます。
単に「Logoが欲しい」という問題を解決するのではなく、ブランド立ち上げ時に必要になる細かなデザイン作業をまとめて片づけるためのツールです。
Logo自体は無難。ブランドキットのほうが実用的
Logo単体で見ると、多くの結果は「方向性は合っていて、十分使える」という印象でした。
必ずしも驚くようなデザインではありませんが、大きく外れることも少ないです。
本当に時間を節約できるのは、ブランド全体を作る部分です。
Logoが決まれば、配色、フォント、SNSテンプレートまで短時間でまとめて作れます。
その後Instagram、Facebook、ポスターなどを作るときも、毎回ビジュアルルールを決め直す必要がありません。
立ち上げ初期のスタートアップや個人ブランドなら、SVGファイルを1枚受け取るだけより、こちらのほうがずっと実用的です。
実際に気になったところ
1つ目は、Logoのクリエイティブ上限がそれほど高くないこと。
多くの結果は、すでに確立されたデザイン言語の中で組み合わせや変化を加えたものに見えます。
かなり実験的で、独自性の高いブランドシンボルを求める場合は、物足りない可能性があります。
LogoAIが得意なのは、短時間で「プロっぽく見える」案を作ることであって、高度なブランドデザインそのものを置き換えることではありません。
2つ目は、中国語ブランド名の安定性が英語より弱いこと。
複雑な中国語名では、フォント選びや全体のバランスが崩れやすいです。
英語名、ピンイン、略称があるブランドなら、比較的安定した結果を得やすいです。
3つ目は、無料版が主にプレビュー用途であること。
Webサイト、印刷、正式なマーケティングで使えるファイルは、基本的に有料で解放する必要があります。
無料版は長期利用向けというより、デザイン方向を確認するための試用版に近いです。
4つ目は、支払い前に十分確認したほうがいいこと。
デジタル商品の返金条件は厳しいことが多いです。
Logo、フォント、レイアウトはプレビュー段階でしっかり確認し、納得してから正式ファイルを購入するのが無難です。
良いところ
- Logoだけで終わらない。 後続のブランド素材まで作れることが、一般的なLogo生成ツールとの大きな違いです。
- 買い切り型。 継続サブスクリプションを避けたい人には使いやすいです。
- ブランドの一貫性を保ちやすい。 配色、フォント、後続素材まで同じビジュアルルールを引き継げます。
- 操作が簡単。 Illustratorを使えなくても、基本的なブランド立ち上げまで進められます。
- 立ち上げが速い。 ゼロから実用的なブランド素材一式まで短時間で持っていけます。
気になるところ
- Logoの独自性には限界がある。 画期的なデザインより、成熟した案を効率よく出す方向です。
- 中国語対応は平均的。 中国語ブランド名とフォントの組み合わせは、まだ安定性に改善余地があります。
- 深いカスタマイズには向かない。 複雑なブランドシステムは、やはりプロのデザイナーや専用ソフトが必要です。
- 無料版はほぼ確認用。 正式ファイルや高品質素材は有料です。
- 返金の余地が小さい。 購入前に十分確認する必要があります。
向いている人 / あまり向いていない人
向いている人:
- 起業家・フリーランサー。 予算を抑えつつ、ひと通り整ったブランドを素早く作りたい人。
- EC事業者。 Logo、ショップビジュアル、SNS素材を統一したい人。
- コンテンツクリエイター。 チャンネル、ポッドキャスト、個人ブランド用のビジュアル一式を短時間で作れます。
- 小規模チーム。 専任デザイナーはいないものの、安定したブランド素材が必要なチーム。
あまり向いていない人:
- 高い独自性が必要な成熟ブランド。 ブランドアイデンティティ自体が重要資産なら、専門のデザインチームのほうが向いています。
- 複雑なブランドガイドラインが必要な企業。 LogoAIは立ち上げ段階には便利ですが、包括的なブランドコンサルティングではありません。
- 中国語フォントに強いこだわりがある人。 中国語環境では、まだ人によるチェックと調整が必要です。
- シンプルなプロフィール画像だけ欲しい人。 ブランド素材一式のために上位プランを買う必要はありません。
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