私はWeb版でリビングの写真を1枚アップロードし、「Scandinavian」の北欧スタイルを選びました。約5秒後には、新しいイメージが生成されました。
壁、ソファ、ラグ、アート、照明などは一通り変更されましたが、窓やドアの位置、部屋の奥行きはおおむね維持されていました。第一印象としては、確かに同じ部屋を一度リフォームしたような感覚があります。
ただし、このイメージをそのまま施工の参考にすることはできません。
画像内のソファが魅力的に見えても、実在する商品とは限りません。AIはリビングの幅が実際に3メートルなのか4メートルなのかも把握しておらず、写真をもとに視覚的にもっともらしい空間を生成しているだけです。
App Storeのユーザーからは、AIが元の部屋構造そのものを変えてしまい、「これを実現するなら家を壊して建て直さないといけない」といった声もありました。開発者はその後、関連する問題を修正したと説明していますが、生成結果が現実の条件から外れることがある点は理解しておく必要があります。
無料版の制限もかなり明確です。Web版では無料クレジットが1つだけで、生成できるのは1枚程度です。まず仕上がりを確認するには十分ですが、複数の部屋や複数のスタイルを試すなら追加クレジットが必要になります。
また、Web版、iOS版、Android版では、機能や料金が完全に同じとは限りません。地域によってApp Storeの価格が異なる場合もあるため、支払う前に自分が使っているバージョンの条件を確認したほうが安全です。
RoomGPTは、方向性を決めるためのツールとして使うのがいちばん向いています。
たとえば北欧風とインダストリアルのどちらにするか迷っているなら、それぞれ何枚か生成してみるだけで、自分の好みをかなり早く絞り込めます。
一方で、家具の寸法、購入リンク、予算、施工計画までは対応できません。
良いところ
- 操作が簡単:写真をアップロードしてスタイルを選ぶだけ
- 生成が速い:通常は数秒で結果を確認できる
- 元の空間をある程度参照する:テキストだけの画像生成より、部屋のレイアウトを維持しやすい
- 従量課金:月額料金や自動更新の負担がなく、クレジットにも有効期限がない
気になるところ
- あくまで視覚的な参考:寸法、施工図、実在商品の情報はない
- プリセットスタイルはそれほど多くない:約10種類強で、一部の競合ツールより少ない
- 支払い方法が限定的:Web版では海外決済対応のクレジットカードが必要
- プラットフォームごとに条件が異なる:Web版とアプリ版で機能や価格に差がある
向いている人 / あまり向いていない人
向いている人
- インテリアの方向性を決めたい人
自宅の写真で複数スタイルを試し、どの雰囲気が合うかをすぐ比較できます。
- 家族やデザイナーとイメージを共有したい人
言葉だけで説明するより、画像を見ながら話すほうが直感的です。
- 低コストでスタイルを試したい人
本格的な設計に進む前に、AIでいくつかの方向性を確認できます。
あまり向いていない人
- 正確な施工プランが必要な人
RoomGPTには正確な寸法情報がなく、施工図も出力できません。
- 画像内と同じ家具を購入したい人
生成画像内の家具はAIが作ったものが多く、実在商品の購入リンクはありません。
- 長期間ずっと無料で使いたい人
無料枠はかなり少なく、継続して生成するには有料クレジットが必要です。
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