使い始めるのは難しくなく、登録後はほぼそのまま制作を始められます。
まず、OpenArtを代表する機能のひとつであるキャラクターVlogを試しました。自作した「古風なウサギ」のキャラクター画像をアップロードし、江南地方の小さな町を散歩する動画を生成するよう指示しました。
数分後、約60秒の動画が完成しました。ショットの順番、キャラクターの動き、周囲の光はおおむね指示どおりでした。
さらに重要なのは、シーンが変わってもキャラクターの顔が頻繁に変化しなかったことです。AI動画では、個々のショットがどれだけ美しいかよりも、この一貫性のほうが重要な場合があります。
一方、ミュージックビデオはそれほど安定していませんでした。
『落叶归根』のイントロをアップロードしたところ、映像の切り替えは音楽のリズムにある程度合っていました。しかし、人物の口の動きと歌詞は明らかに一致せず、キャラクターの外見にも多少の変化が見られました。
目指している方向性は理解できますが、そのまま正式なミュージックビデオとして使える品質にはまだ届いていません。
全体を通して、OpenArtは連続した映像とキャラクターの一貫性において、確かに優れた部分がありました。ただし、細部のコントロールは依然として弱点です。
特に顔、リップシンク、複雑な動きでは、AI動画によく見られる問題がまだ発生します。
もうひとつ強く感じたのは、動画生成はクレジットの消費が非常に速いということです。
画像なら複数のバージョンを気軽に試せますが、動画で再生成、ショット修正、キャラクター調整を繰り返すようになると、クレジットはかなり速いペースで減っていきます。
良いところ
- 制作フローが充実している。 画像生成、編集、キャラクター制作、ストーリー構成、動画生成まで、ひとつのプラットフォームで完結できます。
- キャラクターの一貫性が比較的高い。 シリーズ画像、Vlog、連続したストーリーを作る場合、一般的な画像生成ツールより便利です。
- Directorに独自性がある。 長尺動画と対話型の演出という考え方により、一般的なAI動画生成ツールとの差別化が図られています。
- モデルの選択肢が多い。 自分で導入しなくても、多数の主要な生成モデルを試せます。
気になるところ
- 動画の細部がまだ安定しない。 リップシンク、複雑な動き、人物の細部には問題が起こりやすいです。
- クレジットの消費が速い。 動画の試行錯誤は画像より明らかにコストが高く、プランに含まれるクレジットも毎月失効します。
- 画面に多くの機能がある。 ときどき画像を1枚生成するだけなら、プラットフォーム全体が重く感じられるかもしれません。
- 細かなコントロールには限界がある。 素早い生成と反復には向いていますが、専門的な動画・デザインソフトによる手動調整の代わりにはなりません。
向いている人 / あまり向いていない人
向いている人:
- コンテンツクリエイターや動画投稿者。 シリーズ形式の短編動画、キャラクターVlog、ストーリーコンテンツの制作に適しています。
- プロダクトデザイナーや広告関係者。 コンセプト画像、ストーリーボード、動画企画を素早く作成できます。
- AIクリエイティブに関心がある人。 ひとつのプラットフォームで複数のモデルを試し、画像から動画制作へ進められます。
- ミュージシャンやインディーズバンド。 楽曲のコンセプトMVやビジュアル案を低コストで試せます。
あまり向いていない人:
- 画像を素早く生成したいだけの人。 OpenArtのストーリー・動画機能の多くが、かえって余分に感じられる可能性があります。
- すべての細部を正確にコントロールしたい人。 AI特有のランダム性が残っており、専門的なポストプロダクションの代わりにはなりません。
- 予算を厳密に管理する必要がある人。 動画生成では試行錯誤が必要になるため、事前にクレジット消費量を正確に見積もるのは困難です。
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