updreamを初めて開くと、一般的なAI動画サイトとの違いがすぐに分かります。
大きな入力欄があるのではなく、キャンバスと、その横にAgentが表示されています。
古代中国風の仙侠ショート動画を作るため、最初に「脚本企画アシスタント」のSkillを選びました。
Agentは、どのような物語にしたいのか、主人公はどのような性格なのか、舞台はどこなのかを質問します。数回やり取りすると、まず脚本のアウトラインを作成しました。
結末が少し急だったため、そのノードで直接書き直すよう指示しました。
修正後、次の工程へ進みました。
最初からショット生成を急ぐより、この順序のほうが快適です。
脚本が完成すると絵コンテへ進み、Agentが物語を8つのショットへ分割しました。それぞれに画面の説明と感情に関する情報が設定されています。
キャラクターの参考画像も事前に確定し、その後のショットで引き続き使用されます。
人物の顔や服装は、各ショットを完全に独立して生成するよりもかなり安定します。ただし、100%変化しないという意味ではありません。
本当に失敗しやすいのは、前半の選択です。
シーンの雰囲気を示す画像を生成する工程で、システムが4枚の候補を提示しました。よく確認せずに進めたため、その後の複数のショットで暗めの色調が引き継がれ、動画全体の雰囲気が一気に重くなりました。
最終的には、前のノードへ戻って調整し直す必要がありました。
この場面では、Infinite Canvasが役立ちます。
後の結果がどのノードを引き継いでいるかを直接確認できるため、最終動画だけを見て問題の原因を推測する必要がありません。
そのため、updreamでは、ひたすら「次へ」を押し続けるべきではありません。
キャラクター、シーン、重要な絵コンテは、すべて一度確認することをおすすめします。上流の方向性が間違っている場合、Agentはその誤りをより速く後工程へ展開するだけです。
全体のフローが完了するまで、約40分かかりました。
一部のショットにはAIの痕跡が残っていましたが、脚本、人物、ショット間の一貫性は、複数の独立したツール間で素材を何度も移動する場合よりかなり良好でした。
updreamが主に節約するのは、制作フローを整理する時間です。創作自体を完全に自動化するわけではありません。
良いところ
- ほかのユーザーが完成させたフローをSkillとして再利用できる: 初心者が作業順序をゼロから調べる必要がありません。
- 中間工程を確認できる: 脚本、キャラクター、シーン、絵コンテを個別に修正できます。
- 物語型の動画に適している: ショートドラマやモーションコミックなど、キャラクターとショットの連続性を重視するプロジェクトに向いています。
- Agentが能動的にフローを進める: 制作工程全体を自分で記憶して管理する必要がありません。
- 上流工程を修正しやすい: 方向性が間違っている場合、キャラクターや絵コンテのノードへ直接戻れます。
- Bilibiliのコンテンツ環境と相性がよい: Bilibili向けに制作・公開するクリエイターには、特に使いやすいです。
気になるところ
- 再生成でクレジットが急速に減る: 動画や高解像度出力では、特に消費量が増えます。
- Skillによって品質が異なる: コミュニティのフローが、そのまま自分のプロジェクトに適するとは限りません。
- 人による判断が引き続き必要: 完全自動のワンクリック動画生成ツールではありません。
- 物語型動画に重点を置いている: 抽象的な映像や純粋なスタイル実験では、完全なフローが不要な場合があります。
- 前半の誤りが後工程へ引き継がれる: シーンやキャラクターを確認しなければ、その後のショットも同じ方向へずれます。
- 料金情報が変更される可能性がある: メンバーシップとクレジットの費用は、購入前に再確認する必要があります。
向いている人 / あまり向いていない人
向いている人
- Bilibiliクリエイター: ドラマ、モーションコミック、そのほかの物語型動画を継続的に制作する人に適しています。
- AI動画の初心者: ショットは生成できても、完全なプロジェクトとして整理する方法が分からない人に役立ちます。
- ショートドラマ・モーションコミック制作者: キャラクターの固定、連続した絵コンテ、一括生成を重視する場合に向いています。
- 映像・広告関係者: ストーリーボード、コンセプト動画、ビジュアルプレビズを素早く作成できます。
- 決まった制作フローを持つ人: 繰り返し使用する工程をSkillとしてまとめられます。
あまり向いていない人
- 一文だけで完成動画を作りたい人: updreamでは、中間工程でユーザーの判断が必要です。
- 単一のショットだけを生成する人: 完全なワークフローは大がかりすぎる可能性があります。
- 主に抽象的なビジュアル実験を行う人: Skillによる物語フローのメリットは、それほど明確ではありません。
- 中間結果を確認したくない人: 前半の誤った判断が、動画全体へ影響する可能性があります。
- ときどき一度だけ試す人: 無料クレジットを使い切った後は、メンバーシップや追加購入が割に合わない可能性があります。
- 予算を厳密に固定したい人: 再生成の回数が最終的なコストへ直接影響します。
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